短冊・古筆研究家「森繁夫」について(御照会) 情報提供のお願い

三島神社 高市俊次様から岡山歴史研究会に以下のメールが届きました。
岡山県出身「森繁夫」について情報提供のお願いです。

標記、「森繁夫」氏について調べています。名家伝記資料集成(思文閣出版)
の編者です。岡山出身とのみ記されておりますが、これほど大部の資料を収集
された方ですのに、岡山県百科辞典等にも記載されていないとのことでした。

「森繁夫」氏の生没年・出身地が記載されているものは、
  ございませんでしょうか。御教示ください。
「森繁夫」氏について、お詳しい方がおられましたら、御教示ください。
森繁夫氏は、在野の研究家ですが、その情熱に感服する者です。貴県内
の、この史談会発行の雑誌に記されているということがわかれば、あらためて
御照会してみたいと存じます。
御多用のところ、恐縮に存じますが、よろしくお願い申し上げます。
〒791-2114
愛媛県伊予郡砥部町麻生30 三島神社 高市俊次
電話:089-956-3174
メールアドレス machan@purple.plala.or.jp
岡山歴史研究会の運営委員M氏から以下のメールが届きました。

森 繁夫については、大阪市立大学図書館所蔵森文庫目録 上・下」を確認されましたか。
岡山県内の調査は、趣味の世界の人ならわかるかもですね。
森 繁夫     明治15年~昭和25年
略歴

明治15年岡山県生まれ、素封家森十郎男。号:小竹園(ささぞの) 。昭和25年西宮市甲陽園にて没。早稲田専門学校(現早稲田大学)卒。摂陽汽船・大阪商船等海運業の要職に就く。
短冊の蒐集は斯界の第一人者として、また、国学者歌人の筆蹟伝記の研究者として名高い。歌は佐々木信綱の門人として「心の花」に属した。
労作”先賢伝記資料”と名付けた人物伝のカ-ド記入は、大正の末頃から始められたと思われる。昭和4年6000枚、同5年6000枚等欄外に印刷され、膨大かつ貴重なものであるが、後年中野荘次氏の目にとまり、「名家伝記資料集成」と題して出版された。
蒐集された書籍類は、一括して大阪市立大学に寄贈、「森文庫」としてしられ、その全容は「大阪市立大学図書館所蔵森文庫目録 上・下」 (011-2433) としてまとめられている。

金勢大明神と「朱竹」の謂れ

昨日、運営委員会が開催され、前段に顧問の藤本誠一氏(金勢大明神研究会代表)に金勢大明神(岡山県赤磐市西勢実)について講話をしていただきました。本当に子宝を授かりたい方の全国からお参りが耐えない祠だそうで、願いが叶えられた方はお礼参りで願主の歳の数だけ男根(木製や石製)の奉納が必要。賽銭箱にもお金が沢山入るため賽銭泥棒が頻発して、地元の奉賛会では賽銭回収を2日おきにされている。年間20万円以上になる。話の最後、講師自身も大明神の祈願のお陰で56歳にして、男の子を授かり本当に男根を56本奉納をされるとの話。全員拍手喝采でした。講話後、質問や意見が飛び出し、神社に詳しい野崎豊氏(顧問)が補足説明の中で、この地に昔中国の高僧が「朱竹」を植えた話があるが、現在は途絶えている。その「朱竹」について、ネットで調べたIさんから以下のコメントが届きました。

竹は地にしっかりと根を張り 物事の節目ごとに伸びていくことを表します笹の強い生命力と雀の群れを合わせて 竹と雀の組合わせは子孫繁栄・一族繁栄の象徴とされ 縁起の良いとされる図柄です
ここでさらに運気を上げるのが「朱竹」です。 朱竹のいわれは宋の詩人で竹好きな蘇東坡(そとうば)からきているといわれています ある時、墨竹画を依頼され描こうとしたときにあいにく墨がなく、手許の朱墨で竹を描き与えると 依頼主は「世の中に朱い竹がありますか?」と不満げにいいます
蘇東坡も「世の中に黒い竹があるものか」と言い返し 依頼主は、しぶしぶ持ち帰りますところが、その後、依頼主の家では次々と吉事が起り 子宝にめぐまれたり、家はみるみる繁昌、富豪に出世しましたそのうわさを知った人々は蘇東坡に 次々と朱竹をねだります
そして皆幸運にめぐまれたというお話です
「朱竹とスズメ」最強の組み合わせですね で、朱竹は実際に存在します
カンチクと言う種類で別名ホテイチクとも呼びます 夏から冬にかけて朱になります。
皆さんも機会があったら竹を育てるか 絵を飾ってみてください

山陽新聞9/24号朝刊 「岡山県内歴史関連62団体データベース化」の記事が掲載された

 山陽新聞9/24号朝刊 9面文化蘭(文化短信)に「岡山県内歴史関連62団体データベース化」の記事が掲載されました。第一次調査は約1年半をかけ苦労のすえ62団体を登録、ホームページ公開とあわせ、冊子『岡山県歴史関連団体一覧』(第一次調査)を作成し、登録団体に配布しました。今回の調査では登録団体のない空白地域が10市町村もあり、県内を網羅し完成度の高いデータベース実現のため第二次調査を開始し、第二次調査後(来年9月)には、データベース追加と冊子を作成し登録団体、県下市町村、県内公立図書館等々に配布を予定しています。
調査協力をお願いいたします。

山陽新聞 9/24号
山陽新聞 3/4号

沖新田一座 岡山後楽園鶴鳴館で沖田姫物語 公演 満席

 去る8/31 岡山後楽園鶴鳴館で沖新田一座(役者20名 裏方10名)により「沖田姫物語」公演が開催され満席で大好評であった。沖新田一座は平成25年3月結成され、今回の公演で5回目になる。沖田姫物語の内容は当会名誉顧問の柴田一先生が監修し、当会副会長の山崎泰二氏は熊沢蕃山役と農民役を兼ねている。過去の公演は第1回は沖田神社(岡山市中区)大礼祭(4/25) 第2回は明王寺(岡山市東区) 第3回は県立農業大学校(赤磐市) 第4回は富山公民館(岡山市東区) 次回第6回の公演は11/24(日)閑谷学校(備前市)で行われる。沖新田一座 後楽園公演

岡山県歴史関連団体(62団体)一覧及び第二次調査を開始

これまで、岡山にはすでに多くの歴史関連団体が活動され、実績をあげておられます。が、岡山県下の歴史に係わる団体の情報、データをまとめたものはありませんでした。岡山歴史研究会は多くの歴史研究(愛好)家団体の関係者のご参加により平成22年10月に設立されました。これを機会に是非とも県内を網羅した歴史関連団体のリストともいうべきデータベースを完成させたいと考えております。
各団体が連携し全国へ情報発信することで「吉備の国岡山」が歴史の宝庫であることを全国に示したいと考えています。
今回は初めての調査で、歴史関連団体の把握に努力しましたが、県内全部を網羅するには至りませんでした。引続き第二次調査を行いますので歴史関連団体をご紹介ください。

「岡山県歴史関連団体」の第一次調査(2012.3-2013.8)の結果をお知らせします。

「岡山県歴史関連団体」の第一次調査 .6MB 下記差替え版をご覧ください。

「岡山県歴史関連団体」の第一次調査:差替え版 PDF768KB 2014年8月6日、差し替え版をUPしました。

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富士山がユネスコの世界遺産に

6月22日、富士山がユネスコの世界遺産に登録されたことに寄せて、当会の副会長 山崎泰二氏からエッセー「私にとって富士雑感」が届きましたのでご紹介します。
富士山のユネスコの正式登録名は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」で、文化的な価値が認められた。自然遺産でなく文化遺産だそうであるが、自然があっての信仰の対象や芸術の源泉であるので、自然遺産並びに文化遺産 両方の登録でもいいのではないでしょうか。
私にとって富士雑感 PDF296KB

松山藩茶屋落成

公開日: 2013/06/19

平成25年6月9日に山田方谷ゆかりの旧備中松山藩御茶屋の落成式、及び記念講演会「­山田方谷と河井継之助」が行われた。この御茶屋は、藩主板倉勝職が別邸として建て、通­称「水車」と呼ばれ、方谷が城下滞在の時宿舎としていた。越後長岡藩士河井継之助が逗­留し、方谷の門人進鴻渓、三島中洲などとの交流があった。落成式、講演会を16分のビ­デオにまとめた。

 

吉備学会総会記念講演会のご案内

山本様へ
吉備歴文会の近重さんが吉備学会の事務局を25年度から
担当の様子で、彼から添付案内がありました。
今年度から顧問に就任していただいた松畑先生が会長です。
岡山歴史研究会のHPとあなたのメール配信で案内をお願いします。公演内容も岡大の松木先生でとても楽しみです。

近重さんのメールを添付します。

2013.25.6.3 16:00  岡山歴史研究会  山崎泰二

山 崎様
私、 近重は吉備学会(松畑煕一会長)の次年度事務局長を拝命いたしましたことご報告申します。今後ともよろしくお願いいたします。
つ きましては、以下のとおり「岡大 松木先生の講演」企画いたしておりますのでご案内させていただきます。多数の方の参加を希望し ております、できましたら「岡山歴史研究会」メンバーの皆様にもご紹介いただければ幸いです。
申 し込み不要、当日は先着順としております。詳しくは添付のちらしpdf書類を参照ください。
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吉 備学会総会記念講演
日 時; 2013年6月16日(日)
     14:00開場 14:15開演
講 師 松木武彦先生(岡山大学教授 専門 日本考古学 理論考古学)
「倭 国王 師升は楯築の主」と発言された話題の方です 
演 題; 認知考古学から読み解く 「勝負砂(しょうぶざこ)古墳 」
『5 世紀の吉備勢力と大王』
会 場; 岡山市立オリエント美術館 地下講堂
〒700-0814 岡山市北区天神町9-31
電 話:086-232-3636
一 般参加;500円
吉 備学会員:無料
最 近の著作
「古 墳とはなにか―認知考古学からみる古代―」(角川学術出版、2001年)
「未 盗掘古墳と天皇陵古墳」(小学館、2013年)
「進 化考古学の大冒険」新潮社
「人 はなぜ戦うのか-考古学からみた戦争-」講談社
Fax 086-221-2651携帯090-3375-1362
e-mail  chika@kibi33.com
事 務局予定者:近重博義 Tel 086-231-4557携帯090-3375-1362