5/19 第3回歴史探訪会 50名がバスで倉敷・児島方面を巡りました

5/19(土)行楽日和で爽やかな一日、参加者50名がバス1台で倉敷市郷内の五流尊院・新熊野神社~瑜伽山蓮台寺・由伽神社~昼食(鷲羽山)~法願寺跡(石造宝塔)~藤戸寺~笹無山~乗り出し岩等を巡ぐりました。
瑜伽山蓮台寺では、大島邦雄岡山歴研顧問(蓮台寺総代長)の特別の図らいで客殿の円山応挙の竹鶏の図をはじめ多くの襖絵や壁画等を見せて頂きました。又、昼飯は鷲羽山レストハウスで地元下津井の名物たこ飯幕内弁当を美味しく頂きました。
参加者、俣野さんのエッセー『歴研・第三回歴史探訪会…八咫烏のなぞ』を紹介します。
歴研・第三回歴史探訪会・・・八咫烏のなぞ (PDF226KB)

五流尊瀧院三重塔を望む(JPEG)

五流尊瀧院三重塔を望む

 

藤戸寺の石造五重塔(JPG161KB)

本日(5/22)夕方6時からのNHKテレビ 岡山もぎたて! 東京スカイツリーの展望台に展示(複製品)江戸一目図屏風絵の本物(津山郷土博物館所蔵)の紹介で平茂寛さん出演 

 今日(5/22)夕方のNHKテレビ岡山もぎたて!で今日開業の東京スカイツリーに展示(複製品)の江戸一目図屏風の本物(津山郷土博物館所蔵)が紹介される。その番組に時代小説『隈取絵師』の作家 平茂寛(ひらしげかん)さんが出演します。 平茂寛(ひらしげかん)さん(55)=本名・佐藤和久は岡山県職員、岡山歴史研究会会員です。この小説は第3回朝日時代小説大賞に選ばれ、津山藩お抱え絵師・鍬形蕙斎(生年不詳~1824年)を主人公にした時代小説である。「蕙斎はお抱え絵師になっても江戸住まいだったが、生涯でたった一度、1810年から約1年間、津山に滞在した。前年に消失した津山城本丸御殿の襖絵の制作を命じられたからだ。物語は、老中だった松平定信から別の密命を受けた津山滞在中の活躍ぶりを描く」(朝日新聞3/6号より引用)朝日時代小説大賞に選ばれただけあり練られた構成で大変面白い。末巻に参考文献(20冊)が掲載され、著者の執筆の研究努力を物語ってる。B6版 225㌻ 定価1500円+税 発行(朝日新聞出版) 書店でお求めできる。

5/22 開業 東京スカイツリーに複製展示 、津山藩お抱え絵師・鍬形蕙斎の江戸一目図屏風解説本が出版された

今日、開業の東京スカイツリーに津山藩お抱え絵師・鍬形蕙斎の「江戸一目図屏風」の複製が展望台に展示される。本物を所蔵する津山郷土博物館は江戸一目図屏風解説本『江戸一目図を歩く』を出版した。一目図は江戸城を中心に上空からの眺めを描いた景観図である。昨日の山陽新聞の記事を紹介します。

2012.5.21山陽新聞(JPEG179KB)

2012.5.21山陽新聞(JPEG179KB)

 

4/30 平成24年度定期総会「記念講演&パネルディスカッション」を開催しました

  さる4/30 山陽新聞社さん太ホールにて平成24年度定期総会を開催し、新年度の事業計画、役員改選等が賛成多数で決まった。
引き続き記念講演「もう一つの平家物語~安徳天皇は生きていた」(講師能勢初枝氏)1時間行い、続いてパネルディスカッション「哲人山田方谷を語る」(コーディネーター;渡辺道夫氏 パネラー:田中里味氏 網本善光氏加古一朗氏)を2時間行った。参加者は約250名で会場一杯で大盛会であった。
平成24年度定期総会天野会長開会挨拶 PDF98KB
祝電  全国歴史研究会代表吉成 勇様 PDF68KB
祝電  野島透様 PDF22KB
総会資料 PDF854KB
記念講演レジメ 6ページ(PDF319KB)
パネルディスカッションレジメ(105KB)

記念講演 能勢初枝氏JPG84記念講演 能勢初枝氏JPG84

5/17 松野尾辰五郎著『日本国家の起源-五島列島に実在した高天原』第1回勉強会を開催

 

勉強会風景(JPEG 83KB)

勉強会風景(JPEG 83KB)

 5/17 (木)10時~12時 ゆうあいセンターにて松野尾辰五郎著『日本国家の起源-五島列島に実在した高天原』第1回勉強会を開催した。著書では五島列島の多くの地名や伝承が日本書紀や古事記の内容と合致することで”五島列島は実在した高天原”であると結論。五島列島には古事記に出てくる59神のうち五島列島だけに24神の神社があることなど謎とロマンに満ちた島である。12名の参加で会場は満員となった。会の名称については、次回に決めることで各自案を持ち寄ることになった。五島列島に行きたい方が何名かいた。この会の運営は野崎豊顧問、村山三枝子さん、本松一郎の三名で行う。
「日本国家の起源」を読んで 2011.23.12(PDF13KB)
五島列島地図(PDF401KB)

草ケ部の古代史(丸谷運営委員)

当会・丸谷憲二運営委員の「草ケ部の古代史」(平成23 年5 月1 日)を掲載します。

[追記:2/4原稿差し替え]

岡山市東区「草ヶ部」の地名の由来に日下郷説がある。平安時代中期、承平4年(934)頃成立の百科事典『和名類聚抄』に、「備前国上道郡九郷の一つ日下郷」とある。「日下」を「くさか」と読むのは難しい。「くさか」であって「くさかべ」では無い。古代史の「くさかべ」の表記は「日下部」と「草壁」である。備前国では「草ヶ部」と表記されている。
天武天皇(631~686)と持統天皇(645~703)の間に生まれた「草壁皇子(662~689)」に注目し、吉備の名前を冠した吉備内親王(~729)について考察したい。地名学による考察であ
る。 >> 草ケ部の古代史 考PDF13.9MB (追記:2/4原稿差し替え)

二千年の歴史、岡山の魅力

古代衣装で楯築遺跡の案内スタッフ一同、筆者は前列右から2人目

楠 敏明氏の住む集落、西山町内会(倉敷市日畑)は楯築弥生墳丘墓遺跡・楯築神社・御神体=弧帯文石(通称亀石)を氏神様として約2千年近く祀ってきた。
王墓の丘史跡(楯築弥生墳丘墓遺跡)が国指定遺跡になり、西山町内会が倉敷市教育委員会文化財保護課の委託を受け楯築神社・御神体=弧帯文石(通称亀石)・朱等の管理、王墓の丘史跡公園(楯築遺跡)の草刈・清掃活動等を毎月している。
日本先史古代研究会の会報『きび考』2012年(平成24年)第5号(2月発行)の寄稿文「二千年の歴史、岡山の魅力」を紹介する。

 楯築遺跡

 楯築遺跡

伊里金山跡 調査報告書

備前市伊里公民館での平成22年6月19日の講演にて、「伊里の素晴らしさを再確認しませんか。伊里の皆様への質問です」として、「伊里金山は何処にあったのですか」と質問しました。しかし、参加者から回答はありませんでした。

岡山県立図書館での文献調査では、岡山県の「金山」は伊里・日笠・和意谷(吉永)・大平(三石)・日ノ出(野谷)・吉岡(吹矢)の6箇所である。平成24年2月11日に片山伸栄氏(備前市観光ボランティアガイド協会)の友人の案内で、伊里金山跡を本松一郎氏と3人で訪問した。伊里金山跡の所在地は天神社(備前市木谷8)の裏山(東観音寺山)頂上近くである。

伊里金山跡 調査報告書 PDF2.35MB

 

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡 調査報告書

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡の情報が岡崎巌氏(岡山県立博物館友の会)より提供された。平成24年2月17日に現地を訪問した。大土井正八幡宮(瀬戸内市邑久町尻海980)と中世の佐井田城跡近くの本庄の山中である。「鉱山跡坑道2つ有り、銀鉱石か」との情報であるが坑道迄はたどりつけなかった。帰りに邑久郷土資料室から馬場昌一先生(瀬戸内市教育委員会)に確認していただいた。「坑道が有るがたどり着けないかもしれない」との返答であった。

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡 調査報告書 PDF1.29MB