10/27 備後路(福山市)探訪会に行きました

10/27(日)雲一つない秋晴れのもと、42名で備後路(福山市)を探訪しました。備後国分寺跡を巡り、次に二子塚古墳(前方後円墳)では福山市教委の学芸員の案内で石室に入れて頂きました。幸いにも石室(大型横穴式)で出土した双龍冠頭柄頭は金銅製でしんいち歴史民俗博物館で見ることができました。
備後一宮吉備津神社(いっきゅうさん)では権禰宜の尾多賀氏に案内して頂き、尾多賀氏はしんいち民俗博物館の元学芸員で参加者は弁当を食べながら詳しい説明を聞くことができました。
広島県立歴史博物館では草戸千軒町遺跡の出土遺物が保存・展示されて往時の草戸千軒町の町並みが実物大のジオラマで一部再現され、楽しく見てまわることができました。最後は明王院では明王院を愛する会の会長三谷氏と住職の片山弘雄氏にじっくり(滞在80分)案内していただきました。
root 資料
参加者のM氏からエッセーが届きましたので紹介します。
俣野氏のエッセー

短冊・古筆研究家「森繁夫」について(御照会) 情報提供のお願い

三島神社 高市俊次様から岡山歴史研究会に以下のメールが届きました。
岡山県出身「森繁夫」について情報提供のお願いです。

標記、「森繁夫」氏について調べています。名家伝記資料集成(思文閣出版)
の編者です。岡山出身とのみ記されておりますが、これほど大部の資料を収集
された方ですのに、岡山県百科辞典等にも記載されていないとのことでした。

「森繁夫」氏の生没年・出身地が記載されているものは、
  ございませんでしょうか。御教示ください。
「森繁夫」氏について、お詳しい方がおられましたら、御教示ください。
森繁夫氏は、在野の研究家ですが、その情熱に感服する者です。貴県内
の、この史談会発行の雑誌に記されているということがわかれば、あらためて
御照会してみたいと存じます。
御多用のところ、恐縮に存じますが、よろしくお願い申し上げます。
〒791-2114
愛媛県伊予郡砥部町麻生30 三島神社 高市俊次
電話:089-956-3174
メールアドレス machan@purple.plala.or.jp
岡山歴史研究会の運営委員M氏から以下のメールが届きました。

森 繁夫については、大阪市立大学図書館所蔵森文庫目録 上・下」を確認されましたか。
岡山県内の調査は、趣味の世界の人ならわかるかもですね。
森 繁夫     明治15年~昭和25年
略歴

明治15年岡山県生まれ、素封家森十郎男。号:小竹園(ささぞの) 。昭和25年西宮市甲陽園にて没。早稲田専門学校(現早稲田大学)卒。摂陽汽船・大阪商船等海運業の要職に就く。
短冊の蒐集は斯界の第一人者として、また、国学者歌人の筆蹟伝記の研究者として名高い。歌は佐々木信綱の門人として「心の花」に属した。
労作”先賢伝記資料”と名付けた人物伝のカ-ド記入は、大正の末頃から始められたと思われる。昭和4年6000枚、同5年6000枚等欄外に印刷され、膨大かつ貴重なものであるが、後年中野荘次氏の目にとまり、「名家伝記資料集成」と題して出版された。
蒐集された書籍類は、一括して大阪市立大学に寄贈、「森文庫」としてしられ、その全容は「大阪市立大学図書館所蔵森文庫目録 上・下」 (011-2433) としてまとめられている。

金勢大明神と「朱竹」の謂れ

昨日、運営委員会が開催され、前段に顧問の藤本誠一氏(金勢大明神研究会代表)に金勢大明神(岡山県赤磐市西勢実)について講話をしていただきました。本当に子宝を授かりたい方の全国からお参りが耐えない祠だそうで、願いが叶えられた方はお礼参りで願主の歳の数だけ男根(木製や石製)の奉納が必要。賽銭箱にもお金が沢山入るため賽銭泥棒が頻発して、地元の奉賛会では賽銭回収を2日おきにされている。年間20万円以上になる。話の最後、講師自身も大明神の祈願のお陰で56歳にして、男の子を授かり本当に男根を56本奉納をされるとの話。全員拍手喝采でした。講話後、質問や意見が飛び出し、神社に詳しい野崎豊氏(顧問)が補足説明の中で、この地に昔中国の高僧が「朱竹」を植えた話があるが、現在は途絶えている。その「朱竹」について、ネットで調べたIさんから以下のコメントが届きました。

竹は地にしっかりと根を張り 物事の節目ごとに伸びていくことを表します笹の強い生命力と雀の群れを合わせて 竹と雀の組合わせは子孫繁栄・一族繁栄の象徴とされ 縁起の良いとされる図柄です
ここでさらに運気を上げるのが「朱竹」です。 朱竹のいわれは宋の詩人で竹好きな蘇東坡(そとうば)からきているといわれています ある時、墨竹画を依頼され描こうとしたときにあいにく墨がなく、手許の朱墨で竹を描き与えると 依頼主は「世の中に朱い竹がありますか?」と不満げにいいます
蘇東坡も「世の中に黒い竹があるものか」と言い返し 依頼主は、しぶしぶ持ち帰りますところが、その後、依頼主の家では次々と吉事が起り 子宝にめぐまれたり、家はみるみる繁昌、富豪に出世しましたそのうわさを知った人々は蘇東坡に 次々と朱竹をねだります
そして皆幸運にめぐまれたというお話です
「朱竹とスズメ」最強の組み合わせですね で、朱竹は実際に存在します
カンチクと言う種類で別名ホテイチクとも呼びます 夏から冬にかけて朱になります。
皆さんも機会があったら竹を育てるか 絵を飾ってみてください