書籍:「もう一つの平家物語」~安徳天皇は生きていた~

「もう一つの平家物語」~安徳天皇は生きていた~能勢 初枝(岡山歴研 会員)

安徳天皇が、壇の浦で入水しなかったということは、各資料から、広く信じられています。そのためか、安徳天皇潜幸伝説は各地に残っています。ただ、古文書(遺書)として発見されているのは大阪府能勢町のものだけです。
十年前、この遺書のことを知って、『ある遺書―北摂能勢に残るもう一つの平家物語』を自費出版しました。そのころ、私は大阪の高槻に住んでいましたが、友人知人の協力で五百部がすぐに完売しました。
最近になって、その本がインターネット上で、高値で取引されている事を教えられ、ぜひもう一度出すようにすすめられました。NHK大河ドラマが「平清盛」ということもあるので、副題を「安徳天皇伝承」と変えて思い切って自費で再版しました。

藤原経房(つねふさ)の遺書―安徳天応伝承―
江戸末期の文化14年、摂津能勢(現大阪府豊野郡能勢町)の民家の屋根裏から発見された古文書は、平安の貴族藤原経房が息子にあてた遺書だった。そこには壇の浦から安徳天皇を守って山里能勢まで逃れて来たこと、そして天皇はこの地で亡くなられたことが書いてあった。
発見当初から真偽に議論はあったが結論は出ないまま今日に至っている。
いま遺書の内容に新たな光を当ててみると驚くべき事実が見えて来た。
『平家物語』などと照らしあわせながら、遺書の真贋を問う。

『ある遺書―北摂能勢の安徳天皇伝承』 
能勢 初枝著 A4版 226ページ 定価 1,200円+税
著者連絡先

  • 〒703-8238 岡山市中区住吉町1-1-401(住吉ビル)
  • TEL/FAX 086-237-0681
  • e-mail      k_nose@wb3.so-net.ne.jp
  • 氏名    能勢 初枝(NOSE HATSUE)

申込いただければ、すぐに本をお送りします。
代金は、本に同封の郵便振り込み用紙でお支払いください。

4月30日、平成24年度定期総会

平成24年度定期総会のご案内
講演・パネルディスカッション〈山陽新聞社後援〉日時 4月30日(月:休日)13時~

★受付12時30分~総会13時~★記念講演 13時45分~★パネルディスカッション15時~★参加費 無料(一般の方の参加歓迎)

◎    定期総会は平成23年度の事業報告と決算、新年度の事業計画、予算(案)を審議
◎    記念講演〈山陽新聞社後援〉
   「もう一つの平家物語」~安徳天皇は生きていた~
講師 能勢初枝氏(岡山歴史研究会会員)
◎    パネルディスカッション〈山陽新聞社後援〉
   「哲人山田方谷を語る」

ホームページ開設に向けて会長挨拶

ホームページ開設に向けて会長挨拶

岡山歴史研究会会長 天野勝昭

岡山歴史研究会会長 天野勝昭

岡山歴史研究会会長 天野勝昭

「岡山歴史研究会」は、県内で活動されている歴史愛好家団体の賛同を得て、歴史愛好家120名余が集い、平成22年(2010)10月に発足しました。埋もれた歴史を発掘し、会員の発表の場、連携の場を提供し、郷土岡山の歴史への認識、関心の輪を広げていくことを目指しています。
平成24年1月現在、会員数は約240名に達しています。
活動基本方針に則り以下の活動を進めています。

①    会員それぞれの自由な研究活動を応援し、情報交換や成果の発表に努め、会報の発行や研究成果の刊行を進めます。
②    岡山県内の歴史愛好家団体との連携、交流、友好、親睦を図ります。
③    「全国歴史研究会」の連携団体として、全国の同好の士との交流も積極的に進めます。

昨年10月、全国歴史研究会(本部・東京)の創立53周年記念第27回全国大会を設立1周年記念ともなる「吉備の国岡山大会」として開催しました。全国から約300名が参加され、実行委員会を担当した「岡山歴史研究会」を全国に情報発信することが出来ました。
この度、ホームページを開設することとし、お知らせ、活動報告、情報交換、意見交換等々に有効に活用いただければと願っています。今後とも末永い皆様方のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。