5/17 松野尾辰五郎著『日本国家の起源-五島列島に実在した高天原』第1回勉強会を開催

 

勉強会風景(JPEG 83KB)

勉強会風景(JPEG 83KB)

 5/17 (木)10時~12時 ゆうあいセンターにて松野尾辰五郎著『日本国家の起源-五島列島に実在した高天原』第1回勉強会を開催した。著書では五島列島の多くの地名や伝承が日本書紀や古事記の内容と合致することで”五島列島は実在した高天原”であると結論。五島列島には古事記に出てくる59神のうち五島列島だけに24神の神社があることなど謎とロマンに満ちた島である。12名の参加で会場は満員となった。会の名称については、次回に決めることで各自案を持ち寄ることになった。五島列島に行きたい方が何名かいた。この会の運営は野崎豊顧問、村山三枝子さん、本松一郎の三名で行う。
「日本国家の起源」を読んで 2011.23.12(PDF13KB)
五島列島地図(PDF401KB)

草ケ部の古代史(丸谷運営委員)

当会・丸谷憲二運営委員の「草ケ部の古代史」(平成23 年5 月1 日)を掲載します。

[追記:2/4原稿差し替え]

岡山市東区「草ヶ部」の地名の由来に日下郷説がある。平安時代中期、承平4年(934)頃成立の百科事典『和名類聚抄』に、「備前国上道郡九郷の一つ日下郷」とある。「日下」を「くさか」と読むのは難しい。「くさか」であって「くさかべ」では無い。古代史の「くさかべ」の表記は「日下部」と「草壁」である。備前国では「草ヶ部」と表記されている。
天武天皇(631~686)と持統天皇(645~703)の間に生まれた「草壁皇子(662~689)」に注目し、吉備の名前を冠した吉備内親王(~729)について考察したい。地名学による考察であ
る。 >> 草ケ部の古代史 考PDF13.9MB (追記:2/4原稿差し替え)

二千年の歴史、岡山の魅力

古代衣装で楯築遺跡の案内スタッフ一同、筆者は前列右から2人目

楠 敏明氏の住む集落、西山町内会(倉敷市日畑)は楯築弥生墳丘墓遺跡・楯築神社・御神体=弧帯文石(通称亀石)を氏神様として約2千年近く祀ってきた。
王墓の丘史跡(楯築弥生墳丘墓遺跡)が国指定遺跡になり、西山町内会が倉敷市教育委員会文化財保護課の委託を受け楯築神社・御神体=弧帯文石(通称亀石)・朱等の管理、王墓の丘史跡公園(楯築遺跡)の草刈・清掃活動等を毎月している。
日本先史古代研究会の会報『きび考』2012年(平成24年)第5号(2月発行)の寄稿文「二千年の歴史、岡山の魅力」を紹介する。

 楯築遺跡

 楯築遺跡

伊里金山跡 調査報告書

備前市伊里公民館での平成22年6月19日の講演にて、「伊里の素晴らしさを再確認しませんか。伊里の皆様への質問です」として、「伊里金山は何処にあったのですか」と質問しました。しかし、参加者から回答はありませんでした。

岡山県立図書館での文献調査では、岡山県の「金山」は伊里・日笠・和意谷(吉永)・大平(三石)・日ノ出(野谷)・吉岡(吹矢)の6箇所である。平成24年2月11日に片山伸栄氏(備前市観光ボランティアガイド協会)の友人の案内で、伊里金山跡を本松一郎氏と3人で訪問した。伊里金山跡の所在地は天神社(備前市木谷8)の裏山(東観音寺山)頂上近くである。

伊里金山跡 調査報告書 PDF2.35MB

 

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡 調査報告書

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡の情報が岡崎巌氏(岡山県立博物館友の会)より提供された。平成24年2月17日に現地を訪問した。大土井正八幡宮(瀬戸内市邑久町尻海980)と中世の佐井田城跡近くの本庄の山中である。「鉱山跡坑道2つ有り、銀鉱石か」との情報であるが坑道迄はたどりつけなかった。帰りに邑久郷土資料室から馬場昌一先生(瀬戸内市教育委員会)に確認していただいた。「坑道が有るがたどり着けないかもしれない」との返答であった。

瀬戸内市邑久町本庄銀山跡 調査報告書 PDF1.29MB

 

 

長船町磯上油杉 調査報告書

平成24年1月9日に中西 厚氏の紹介で安木義忠氏(長船町歴史研究会)に瀬戸内市長船町磯上油杉の坑道跡を案内していただいた。瀬戸内市長船町磯上は『和名抄』に記載されている石上郷(いそのかみごう)の比定地である。磯上に油杉集落がある。

長船町磯上油杉 調査報告書 PDF4.36MB

備前国の金山・銀山・銅山と鉄山を教えて下さい。

備前国の金山・銀山・銅山と鉄山を教えて下さい。古代の人達、渡来人達が、どのようにして金山・銀山・銅山と鉄山を発見したのかに関心があります。自然金、自然銀等と文献にありますが、あくまでの古代人の目線で坑道を訪問したいと思います。情報提供と、できればご案内をお願いします。丸谷憲二

 

平成22~24年 沢田山恩徳寺 大護摩祈祷会

 護摩(ごま)とは、「焚く」「焼く」を意味するサンスクリットのホーマ(homa)を音訳した語です。罪を滅し、障りを転じ、災害を除き、鬼魅疾病、疫病、国難、水旱不調、虫損苗稼、五星本命を悉く皆除滅し、煩悩解脱を求むるとされ、外的な災難・障害や煩悩・罪障などを除去します。沢田山恩徳寺では僧侶のみにて毎年2月1日に行われます。