長船町磯上油杉 調査報告書

平成24年1月9日に中西 厚氏の紹介で安木義忠氏(長船町歴史研究会)に瀬戸内市長船町磯上油杉の坑道跡を案内していただいた。瀬戸内市長船町磯上は『和名抄』に記載されている石上郷(いそのかみごう)の比定地である。磯上に油杉集落がある。

長船町磯上油杉 調査報告書 PDF4.36MB

備前国の金山・銀山・銅山と鉄山を教えて下さい。

備前国の金山・銀山・銅山と鉄山を教えて下さい。古代の人達、渡来人達が、どのようにして金山・銀山・銅山と鉄山を発見したのかに関心があります。自然金、自然銀等と文献にありますが、あくまでの古代人の目線で坑道を訪問したいと思います。情報提供と、できればご案内をお願いします。丸谷憲二

 

平成22~24年 沢田山恩徳寺 大護摩祈祷会

 護摩(ごま)とは、「焚く」「焼く」を意味するサンスクリットのホーマ(homa)を音訳した語です。罪を滅し、障りを転じ、災害を除き、鬼魅疾病、疫病、国難、水旱不調、虫損苗稼、五星本命を悉く皆除滅し、煩悩解脱を求むるとされ、外的な災難・障害や煩悩・罪障などを除去します。沢田山恩徳寺では僧侶のみにて毎年2月1日に行われます。

 

香川中務輔信景家系図 調査報告書

鎌田共済会郷土博物館(香川県坂出市本町)所蔵の系図である。初代主事・岡田唯吉の収録によるものであり、岡田唯吉は『香川氏系譜(景行天皇御孫 武明王後胤)二七ノ二』と分類している。原本 多度津町 香川照栄堂蔵、昭和十一年三月二十一日調査部写とある。

 

香川中務輔信景家系図 調査報告書 PDF1.61MB

吉備津神社の注連柱「黄薇」

歴史研究会 吉備の国 岡山大会の下見に9月19日吉備津神社を訪問した。その時、吉備津神社石柱の注連柱の「黄薇」に注目した。吉備の中山を語る会会員より「犬養木堂の書である。宮司様に質問するように」との助言を得た。12月5日に吉備津神社より教示を得た。

吉備津神社の注連柱「黄薇」113KB.PDF

平成24年4月14日(土)11時より津山 田邊城桜まつり(田邊城430年祭)が開催されます 

 平成24年4月14日(土)11時より田邊城跡(津山市宮部下)で田邊城桜まつりが開催(雨天順延)されます。田邊城を守る会会長の田邊九吾様(当会会員)から以下の案内がありました。
 今年は田邊城落成430年祭に当たります。多くの将兵敵味方数千の霊魂の供養祭りを行います。尚、先着150名様に供養の験として蒜山おこわの弁当を差し上げます。又、甘酒など準備してお待ちしております。
※足の不自由な方は駐車場より車を手配いたします。
同城は嘉吉元年以来天正9年落城まで130年間岩屋城の属城として築城され、岩屋城と共に戦ってきた貴重な文化遺産です。標高232mの山頂に馬場、本丸、二の丸、井戸、土累などの跡があり、展望も素晴らしい山桜をお楽しみ下さい。

          田邊城を守る会 会長 田邊 九吾 携帯090-8710-5116
田邊城桜まつりのご案内(PDF225KB)
田邊城跡(地図あり)
津山市宮部下の地図

書「美作国の山城」に掲載されている中世の山城研究家、山形省吾氏(当会顧問)対談集

平成22年、岡山県下で国民文化祭が行われた。その際、津山市実行委員会は「美作国の山城」(462ページ)を発行した。その中に、美作地方の山城を研究されてきた山形省吾氏が前原茂雄氏(九州大学)に語った対談集(山形氏紹介文含め19ページ)が記載されている。興味深い内容なので津山市教育委員会及山形省吾様、前原茂雄様(九州大学)、森俊弘様(岡山地方史研究会)の承諾を得て掲載します。山形省吾氏は市井の人で、中世の山城を独学で調査、研究してこられた。その集大成が「美作国の山城」です。85歳の今日でも山城の調査を続けられておられ、昨年(平成23年)岡山県文化財保護協会賞を受賞されました。
昨年(平成23年)11月26日、当会で岩屋城探訪会に特別案内人として参加された時の写真を紹介しました。
山形省吾氏対談集と前原茂雄氏文章(PDF2,902KB)

 

和気清麻呂公の事蹟研究-平安京造営設計勉強会の立ち上げの提案が三宅宏様(当会会員)からありました!

 古代の地理方位は日の出観測線を利用した東方位であると、郷土史家の黒住秀雄さん、林信男さんが昭和40年代に提唱されていますがその後の進展がないように感じられましたので、東方位に立地している平安京について全国歴史研究会の雑誌「歴史研究」に投稿しました。
 今回勉強会の立ち上げの動機は「平安京の南北を分けた中心線は何を基準にしたか分かっていない(東西基準線不明)」の新聞記事でした。会員は9名を予定しております。よろしくお願いします。
                    〒710-0807 倉敷市西阿知町893-1
                            三宅 宏
                     TEL/FAX  086-466-3893
三宅宏様呼びかけ文(PDF89KB)

美作の中世山城連絡協議会主催 歴史講演会                         能勢初枝さん(当会運営委員)が講演

演題「もうひとつの平家物語~安徳天皇は生きていた~」

3月10日、津山市中央公民館での歴史講演会で能勢初枝さんが講演された。演題は「もうひとつの平家物語~安徳天皇は生きていた」。文化14年(1817年)江戸時代末期、大阪府最北の能勢町の民家の屋根裏から一通の古文書が見つかった。それは去る600年の昔、建保5年(1217年)藤原経房という人が、息子に当てた遺書だった。それによると、二位の尼(平時子)の命により、源平合戦の壇ノ浦から安徳天皇を守って逃げて来たこと。そして翌年、天皇はこの地で亡くなったことが書かれていた。能勢さんは『平家物語』と照らし合わせながら、その遺書を読み解かれた。そして昨年、「ある遺書―安徳天皇伝承」を再度、著わされ、その遺書を明らかにした。折からNHKの大河ドラマで『平清盛』が放映される中、約80名もの参加者は興味深く聞き入った。4月の岡山歴研の定期総会でも講演をしていただく予定です。ご期待ください。

能勢初枝さん(JPEG82KB)